就労移行支援施設すずかぜ

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豊かな言葉No.26「渋谷選手の勝利に思う~アンガーマネジメント」

渋谷日向子(しぶやひなこ)さんの名を初めて知りました。

「20歳 渋谷メジャーV日本勢42年ぶり」

が新聞の見出しです。

彼女は、昨夏に2度目の挑戦でプロゴルファーに合格したばかりの選手。

今回の試合は、今季 メジャー最終戦のAIG全米女子オープン。

 

渋谷選手は、どんなピンチ時も絶やさぬ笑顔から「スマイルシンデレラ」という愛称が付けられたとのこと。

怒りやイライラを顔に出すと「ボギー(一打のオーバー)につながる」と気づき、笑顔を忘れない。

試合以上に、渋谷選手を見ているほうが楽しい気分にさせられます。

 

さて、古代の哲学者が

「怒りをおそくする者は勇士にまさり、自分の心を治める者は城を攻め取る者にまさる」

と言いました。

以前にも触れましたが、人間の持つ感情の中で、怒りやイライラの感情は制することが難しいと言われているひとつです。

これを制することは政治の世界では勿論ですが、スポーツの世界でも大切なものとして最近言われるようになってきています。

野球を始め様々なスボーツ選手がこの感情と向き合うようになっています。

「アンガーマネジメント」という 第三世代の療法を多くの一流選手たちが取り組んでいます。

特にサッカーのようなスボーツでは、90分間の試合の中で自分の中で沸き出てくるイライラや怒りを、どのくらい制することができるか、技術以上に大切に考えられるようになっています。

先程のゴルフもまた、メンタルの強さが勝利者になる必要条件だと言われています。

渋谷選手は優勝後のインタビューの中で

「試合中 何度も気持ちが折れそうになりましたが、その度にスマイル(笑顔)で、なんとか切り抜けることが出来た」と述懐していたのが印象的でした。

 

このマインドフルネスは、日頃の自分達の日常生活の中にも取り入れていきたいものですね。

就労移行支援施設すずかぜ

講師 大城 豊

豊かな言葉No.24「言葉の妙」

古代では、

<ことばに宿ると信じられた霊力がある>

<発せられたことばには内容どおりの状態を実現する力がある>

と信じられていたようです。

また、万葉集に

「しき島の やまとの国に言霊(ことだま)の たすくる国ぞ まさしくありこそ」

とあるように、

ことばには霊が宿っており、その霊の持つ力が実現すると日本人は考えていたのです。

 

先日、ある新聞にこんな興味深い内容の記事がありました。

 

【あなたなら、どちらの言葉が心に響くだろうか?】

A, 『ウソをつかないで』

B, 『ウソつきにならないで』

心理学の実験をしたところ、Aはウソが減る効果がほとんどなかったが、

Bは激減したという。

行動より人格のことを言われたほうが身が引き締まるようだ。

『裏切らないで』より『裏切者にならないで』

『私の状況を理解して』より『私の良き理解者になって』

 

なるほどと思いました。

行動より人格を励ます言葉。

まさに「言葉の妙」に触れた気がします。

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 豊

 

 

 

豊かな言葉No.23「あなたは喜ぶために生まれてきた」

元号が「令和」に変わって、何か新年を迎えたような気持ちでいますが、

皆様はいかがお感じでいらっしゃいますでしょうか?

 

サラ・ヤングという著名な学者が書いた「わたしはいつもあなたとともに」の本の中に

「あなたは喜ぶために生まれてきた」

という言葉があります。

これが本当だとしたら ‘‘生きる’’ことはとても素晴らしいことですね。

 

「わたしは亡くなった友のために生きると決めました。」

5年前、韓国で大きな海難事故がありましたよね。

セウォル号の事故で救助された数少ない生存者のひとり チャン・エジンさん(当時高校2年生)の言葉です。

この5年間、彼女は自分だけが助かったことの苦しみを抱えて生きてきたそうですが、

時が経ち、今は救急救命士になるための学びをしているそうです。

 

当事者でない私に言うことが許されるなら、彼女の言葉を聞いて思うことは

「どのような経験も喜びに向けてはじめて意味を持つ」

ということです。

福祉の仕事をしていつも思うことがあります。

「なぜ この子がこんな境遇に生まれてきたのか」です。

誰一人として、不幸になるためにこの世に生まれてきた人はいないはずです。

福祉事業に従事する者は考えるのです。

「福祉は人々を幸せに、喜びに導くためにある」

これが根底にあって頑張れるのです。

 

福祉の第一人者であられる阿部志郎先生が、著書の中で

「福祉は平和に向かってはじめて意味を持つ」

と語られていたのを思い出します。

一人でも多くの障がい者の方が喜ぶために・・・

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 豊

CBT(Cognitive Behavioraol Therapy)「令和」

今回のCBTは新元号の「令和」にちなんだお話しでした。

 

「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして

気淑(きよ)く 風(かぜ)和(やわ)らぎ

梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き

蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」

 

~春の初めの良い月に

さわやかな風が柔らかく吹いている

その中で梅の花が、美しい女性が鏡の前でおしろいをつけているかのように

白く美しく咲き

宴席は高貴な人が身につける 香り袋の香りのように薫っている

 

「令和」には

人々が美しく心を寄せ合う中で、新しい文化、新しい時代を切り開いていく

という思いが込められているとのことです。

 

CBT

 

すずかぜの仲間同士も、相手にいたわりの心を持ち

寄せ合っていくことの大切さを学びしました。

 

 

豊かな言葉⑲「果樹園の主(あるじ)」

先だって、ある果樹園のご主人と話をする機会がありました。
と言うのも、雑誌で“日本のアボカド栽培が成功するかもしれない”という記事を読みチャレンジしているその人に会ってみたいと思ったからです。
このような特集が組まれるのも、もともとアボカドの産地がメキシコ等の熱帯地方のもので、冬の寒さが厳しい日本での栽培には適さないとされてきたこともあるからなのでしょう。
最近では、アボカド料理が色々な所で嗜まれるようになり、日本でも栽培にチャレンジする人が増えているようです。
そこで、その果樹園のご主人が次のようなことを話して下さいました。

①木にもそれぞれ「性格」があってね、農園の「木」をひとまとめに見ていると、木は絶対に答えてくれないんだよ。
つまり、実を実らせない。
一本一本に語りかけて木肌に触れてあげる。
そして呼吸を感じるように見つめてあげるとね、その鼓動が伝わってくるし、木の声が伝わってくるんだよ。
木との対話だね…。

②木の幹に傷をつける。
そうすると、その傷を治そうと自分の治癒能力を最大限に活用して強い木に育っていくんだよ。
でも、毎年同じことをやっていると木もそれに慣れて「どうせ嘘だろう」と怠け始める。
弱くなるんだよね。
だから、傷をつけるのも不規則にした方がいい。
そこは騙しあいだね(笑)

③死ぬ前の木はたくさん花を咲かせて、実をならすんだよ。
素人はたくさん実がなると喜ぶけど、そんな木はだいたいその翌年に死んでしまう。
わたしはそんな経験をたくさんしてきたからね。
喜んでいる人をわざわざがっかりさせることもないから言わないけどね。
木も自分の死期を薄々気づいていて、子孫を残そうとたくさん実を実られるんだよね。
自然の摂理だね。

④わたしは戦争孤児でね。
両親も兄弟も目の前で全員死んでしまった。
親のいない子の気もち、一人ぼっちの寂しさ、生きる辛さは知っているつもりだよ。
子供に関する事業で困ったらいつでも来なさい。
わたしも何か手伝えるかもしれないから。

ひょんなことから興味を持った“アボカド”があたえてくれた出会いでした。
この出会いをどのように発展させていくかは、もちろん わたしたち次第ですね。

 

ちゃんと実が結べますように…。

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 

豊かな言葉⑱「ほほえみの価値」

2018年が終り、2019年がスタートしました。

昨年の出来事を一文字で表す漢字が「災」でしたが、

果たして今年はどんな一文字で表される年になるでしょうか?

 

今回は、カソリックの神父ファーベルの書いた詩を紹介します。

 

ほほえみの価値

ほほえむことは

お金のかかることではない

でも 人の心はしあわせになる

ほほえみを受ける相手を豊かにしながら

ほほえむ本人は何も失わない

ほほえみは一瞬のうちに消え去るが

記憶にはいつまでも残る

お金があるから ほほえみはいらないということはない

お金がないから ほほえむことができないということもない

 

ほほえみは家庭に平和をもたらし

仕事の支え 友情のしるしとなる

疲れた人に休息を与え

失望している人を勇気づけ

悲しむ人を自然にいやす

ほほえみは買うことも貸すことも

盗むこともできない宝物

 

あなたが期待したほほえみが得られないなら

不愉快になるかわりに あなたの方から

ほほえみかけてみるがよい

ほほえみかけることを知らない人ほど

ほほえみを必要としている人はいないのだから

 

「ほほえみ」

笑顔をってすごく力を持っているんだよなって、改めて感じさせてくれた言葉です。

自分が落ち込んだり、腹が立ったりした時、自分の顔を鏡に写し、

作り笑顔をすることは、精神的にとても良いことだと聞いたことがあります。

 

「smile」っていい言葉だな、すべてに勝る宝物だなと思います。

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 

 

 

Merry X’mas☆

今年は12月25日が平日でしたので、利用者の皆さんとクリスマス会を催しました。

普段自分一人ではなかなか買うことのないデコレーションのケーキを囲んでの談笑の後、

伝言ゲームやビンゴゲームで盛り上がりました♪

X'masケーキ

豊かな言葉⑰「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」

就労移行支援施設すずかぜでは、日々のプログラム終了後に一日の反省を一人一人述べていますが、

最近「自分の良いところ」を入れてみたらどうかと提案がありました。

それ以降、利用者さんの発言は明るい雰囲気に変わりました。

前向きな発言は当然ながら、作業の能率も上がり、様々な面に反映されています。

こんなにも場を変えるとはと思うくらいです。

 

俳優の船越英一郎さんの話です。

彼は2時間ドラマの帝王と呼ばれているそうです。

船越さんは

「俳優が僕の職業。自分とは違う人生を生きるのが僕らの仕事」

だと語ります。

一方、ドラマではなく自分を出す番組では、

「船越英一郎という生き様をご覧頂いている」

と自然体であることを心がけていると言います。

元妻との離婚において多くを語らない船越さんでしたが、

「乗り越えたら必ず前の自分より強い自分がいる。

強い自分を手に入れるということは、優しい自分にもなる」

と素敵な言葉を添えています。

その船越さんの座右の銘の一つに

「悪くても感謝」

があるといいます。

これは、お母様から心にすり込まれた言葉だそうです。

人生、感謝どころか悲観的なことが多くあるかに見える。

その中で感謝するって難しいことです。

ですが、悲観的なことの中にも自分を成長させてくれる何かがあるならば、

感謝なことかもしれません。

 

中国の故事の中に

「人生万事塞翁が馬(じんせい ばんじ さいおうがうま)」

という話があります。

 

ある所に一人の老人が一頭の馬を飼っていた。

ところがある日、その馬がどこかに逃げて行ってしまった。

人々が気の毒がると、老人は

「そのうち福が来る」

と言った。

やがて、その逃げてしまった馬は駿馬を連れて戻ってきたと言う。

すると、その駿馬に乗った老人の息子は落馬して足の骨を折った。

人々がそれを見舞うと、老人は

「これが幸福の基となるだろう」

と言った。

一年後、隣国が攻めてきて兵役を免れたため戦死しないで済んだという。

 

良いことに有頂天にならず、悪いことに失望せず、人生の裏表を冷静に見つめる。

そんな生き方に良い人生の道があることを覚えたい。

 

平成30年の世相を表わす一文字に【災】が決まったようです。

確かに、北は北海道から南は九州まで豪雨災害や土砂災害、地震による災害が多発しました。

今なお、何万人という方々が避難所や仮設住宅で暮らしています。

 

来年こそ福が来ることを信じて、恐れ惑うのでなく、冷静さの目を持って、

よし!と受けて立ちたいものです。

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城 

 

 

 

 

 

 

 

【認知行動療法】スキーマって?

認知行動療法を説明するにあたって、「スキーマ」という言葉を聞かれることがあると思います。

今回は、この「スキーマ」に触れてみたいと思います。

いろいろな刺激に対してどのように考えるか、どんな行動をとってしまうのか、どのような気持ちになるのか等々「影響を与える知識の枠組み」と言えばご理解いただけますか?

つまりは

「考え方の癖(くせ)」

です。

スキーマには「自動思考」が関わってきます。

同じことを聞いても、楽観的にとらえる人と悲観的にとらえてしまう人がいますよね。

他人からのちょっと指摘をされただけで、仕事の能力や人格を否定されたように感じたり、自分とは関係のないことまで自分に原因があるように思い込むなどがそうです。

それらは人それぞれい違います。

おもにその人の生い立ち、受けた教育・環境などが影響しています。

それが、経験的に強い場合は「信念」と表現したりもします。

積もり積もると、潜在化することもあるでしょう。

詳細は【認知行動療法】のページをご覧ください。

 

豊かな言葉⑯「もう一人のボランティア」

今年も日本列島では災害が多発し、多くの人命や財産が失われました。

特に広島県、岡山県(真備町)、愛媛県、北海道などの災害は甚大でした。

多くは土砂災害、水害でしたが、北海道では地震に伴う山崩れ(36名が犠牲になった)や

電力が不足し(ブラックアウト)日常生活に大きな影響(全道で約一週間程度の全面停電)を与えました。

その都度、何千人(延べ人数)といったボランティアが被災地に入り、

人命救助や地域の復興にあたりました。

本当に自己犠牲の伴う立派な行為でした。

ボランティアという言葉が日本で知られ始めたのが、

阪神淡路大震災の頃からだと言われていますが、

今ではボランティアという言葉を知らない人はほとんどいません。

 

先日私の帰宅途中、混雑する通勤客に混じって階段を降りていた時に、

一人のご婦人が階段で足を滑らせ転げ落ちる瞬間に遭遇しました。

その日はあいにく午後から雨になり、足元が悪い中のできごとでした。

私の頭の中では、なんとか助けねば・・ととっさに思いましたが、体が全く反応できません。

と、その時 私と被害女性との中間付近を歩いて降りていた中年女性が、一瞬方向を変え、

まさに階段を滑り落ちて来る女性を四つんばいになって受け止めました。

階段を降りていた乗客の中から静かなどよめきが起きたのです。

被害女性の持ち物はトートバッグの中から階段の下まで散乱しこぼれ落ち、

靴や雨傘も階段のあちこちに落ちていました。

何人かの女性たちが散乱した持ち物を拾い集め、

靴も持って来て履かせてあげていました。

何とかその女性の失態を目立たせないようにしている配慮と、

階段の途中で体を張り、受け止めた女性には誰もが心の中で拍手を送ったことでしょう。

 

私は自分が何も出来なかった不甲斐なさを恥じながら、駅のホームに立ち、

先ほどの光景を思い浮かべていました。

今まで、ボランティアをする人たちは特別な人たちと思っていたことを戒め、

ボランティア活動は私たちの周りにある日常にもたくさんあるのだと改めて思いました。

 

大学生の中には、単位習得のためであったり、

就職活動にも有利に働くとの理由でボランティアをする者もいるとのこと・・・

しかし、いずれにしてもそれはそれで人生に役立つことでしょう。

今回、意図して学んだ訳ではなかったけれども、不意に起こった出来事の中で気付かされたことでした。

目立たないけど、もう一人のボランティアがいることを・・・

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施設長・講師 大城 

 

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