神奈川県相模原市で起こったショッキングな事件を覚えておられるでしょうか?

津久井やまゆり園で重度の障がい者19名が殺害され、27名が重軽傷を負わされるといった悪夢のような事件が起こり、日本中を震撼させました。

犯人 植村聖は警察への供述で「障がい者はいらない。意味がない。障がい者は周りを不幸にする。保護者の同意を得て安楽死させる社会にして欲しい。」と言ったといいます。

 

この世の中に意味のない命があるでしょうか?

価値の高さや低さで人の命が測られるような世界になったら、それこそ、ナチスドイツのヒットラーが行った”ユダヤ人虐殺”の再来であります。

人や民族それぞれの経験や歴史から作られる価値観も高い低いで測られるものではありません。

個人や民族の違った意見や肌の色を認めることができれば、この地球が丸い意味がほんの少し見えてくるのかなぁと思います。

いろんな意見や様々な違いはあっても、やっぱり一人ひとりの命は意味のある存在、目的をもって『生かされている存在』だと信じたいですね。

 

シンガーソングライターの中島みゆきさんの「糸」という曲のフレーズにこのような文言があります。

なぜ 生きてゆくのかを 迷った日の跡の ささくれ

夢 追いかけて 転んだ日の跡の ささくれ

こんな糸が なんになるの 心許なくて ふるえたかぜの中

縦の糸はあなた 横の糸はわたし

織りなす布は いつか誰かの 傷をかばうかもしれない

 

中島みゆきさんは人を「糸」になぞれえています。

一人ひとりの存在の意味は、可能性を含めて限りなく広く、高く、そして深いものでひとつひとつの命の価値に差はない。

みゆきさんが言っている縦の糸、横の糸は一人ひとりの命。

誰かと誰かの出会いが他の誰かの役に立ち、民族と民族の共存がより大きなものを作りあげることができれば、それは何より意味のあることではないかと思います。

 

 

就労移行支援施設すずかぜ

施設長・講師 大城